430板屑

430系とは・・・
「18クロムステンレス鋼&13クロムステンレス鋼」の事をここでは指します。JIS規格上で、”SUS
430”&”SUS410”という名称ですので、簡単に”430”や”410”という呼び方をしています。
”SUS”の記号はsteelのS、special useのU、stainlessのSからとったものです。”サス”と呼びます。

本を見てみると・・・
「ステンレス鋼のステンレスというのは、stain(よごす、よごれる)にlessをつけたもので、”よごせない、
よごれない”という意味です。鉄はさびてよごれるものという前提に対して、いつまでもよごれない(さ
びない)というこです。むかしは”不銹(ふしゅう)鋼”ともいっていました。組織からみますと、13クロム
は、マルテンサイト系、18クロムはフェライト系、18−8はオールステライト系で、あとほどさびにくい
のです。」-技能ブックス(20)/金属材料マニュアル-

成分は・・・
クロム鋼の成分は、Fe(鉄)・Cr(クロム)が主な成分です。18%Cr(430系の場合)13%Cr(410
系の場合)合成で残りがFeとなって(かなり大雑把です)います。

その他・・・
実はよく間違える方が多いのですが、”ステンレス”とは”18−8ステンレス(304系)”も”ステンレス”
の仲間なのです。(18−8ステンレスの説明は別ページ)同じステンレスの仲間でも、成分比率が違
いますので混在していた場合”仕分け”の作業が発生しますので、注意して下さい。
304系と430系410系はスクラップ取引価格にも、大きな格差があります。

では、見分け方ですが。見た目ははっきり言って混在しているとはっきり分かりません。一番の方法
は磁石をつけると、430・410系は磁石にくっつき、304系は磁石につきません。
(場合によりますが・・・)

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